北極から始まって南極まで至る、地球の自然を堪能する旅。
まぁ、ストーリーもくそもないドキュメンタリー映画なんで
特に説明するようなこともないので単純に気になった部分について感想を。
まずはホッキョクグマ。
とりあえず冬眠の穴から母子が這い出てくるシーンで萌え。
ただ、それを撮影するにいたる状況がよく分からない。春が近くなった頃から、ずっと見張ってたってことなのか?そうだとしたらホントに頭が下がります。
タイガ。
地球上の全樹木の1/3がタイガにある、って事実にかなりの衝撃。タイガに春がくると地球の酸素濃度が変わるぐらいの量らしい。スケールのデカイ話です。
オシドリのヒナの巣立ちシーン。
木の幹作られた巣穴から下の落ち葉に、まだヨチヨチ歩きのヒナがダイブする様は自然とにやけてくるようなほのぼのっぷり。反則ですよ、アレは。
パプアニューギニアのゴクラクチョウ達による求愛ダンス。
なんかやりたい放題ですね、奴ら。
なんであんな風に進化して、それが残っていったのか。
たぶんあのダンスは30分ぐらい見てても飽きないと思う。
ザトウクジラの母子。
なんだかんだで、クジラの泳ぐ姿というのは圧巻です。
ふぁじたはああいう映像を観ると、いつも海の大きさについて考えが及ぶんですが、それについて考えると何とも言えん気分になる。ニュアンスとして似てるのは「絶望」だけど決して負ではない感情です。
狩りをするバショウカジキ。
個人的に映画中で一番感激したシーン。
あのデカイ図体が機敏に動いて、見事な背鰭を翻す姿はコレ以上ない美しさでした。1時間見てても飽きないと思う。
アシカを襲うホオジロザメ。
超迫力。海水浴に行く前には絶対に観ない方がいい映像です。
セイウチの群。
と、それを襲う餓死寸前のホッキョクグマ。
その結末を単純に自然の厳しさと受け止めていいものかどうか。
主観入りまくりで80点。
とにかくどの映像もすごいくて、どうやって撮ったのか、ってことを考えだすと、撮影スタッフに心からの感謝を述べたくなる。この手の映画は家でもじっくり観たいけど、14インチのTVで観てもありがたみがないだろうなぁ。
客入りが予想以上に多くて驚いた。
しかも半分ぐらいは子供。
これは良いことである、と信じたいなぁ。