2007年04月23日

ロッキー・ザ・ファイナル

昨日の続きです。

ストーリーはまぁ単純です。
亡き妻の思い出に浸り、レストラン経営で生計を立て、客に昔の試合の話をしたりしながら日々を過ごしていたロッキーですが、自らの心の中にある何かを押さえられず「また戦いたい」と思うようになる。そして、あらためてプロボクサーのライセンスを取得、現ヘビー級チャンピオンとエキシビジョンマッチを行うこととなる。
で、トレーニングして試合。
いつものパターンと言えば確かにそうです。


映画の冒頭で、「ロッキー!ロッキー!」の歓声と共にロッキーのテーマが流れてきて、タイトルが現れる。
正直、これだけでちょっと泣きそうになりました。

とにかく序盤のロッキーは見てて切なくなるほど惨めです。
妻に先立たれて思い出の場所を巡っていたり、墓に向かって話かけてみたり、父が有名人であることにコンプレックスを感じている息子からは避けられてたり。

でも一度戦うと決めたら、ロッキーはやっぱりスゴイんですよ。
歴代のシリーズにおいても、トレーニングのシーンが見所にはなっているんですが、今作は今まで以上に良かった。「彼がこんなにつらいトレーニングをするのはなぜか?」なんてことを考えながら観てると、とにかく胸が熱くなる。

片手腕立て、牛肉のサンドバックなど、初代ロッキーを観たことある人には見覚えのあるようなシーンもいくつかあって、特にフィラデルフィア美術館の階段を駆け上がるシーンは周りに雪が降ってる、ってことによる視覚的な美点もあってか、作中屈指の名シーンになってます。

ちなみに、このフィラデルフィア美術館では今でも、階段を駆け上って一番上で拳をあげている人がいるらしい。映画のエンドロールでそんな人達の映像が流れるんですが、素直にうらやましい、と思った。

さて、その他の見所としては、試合をすることが決まったロッキーの元に「どうせ負けて恥かくから止めてくれ」と言いに来る息子に説教するシーンと、試合本番において強烈なフックを食らって、マットにヒザをついたロッキーが立ち上がってくるシーン。

どちらのシーンにも「打ちのめされてもあきらめるな、前に進め」みたいなメッセージが込められてるわけですが、これはまさにロッキーの口から発せられるメッセージだからこそ説得力があって、心に響いてくるんですよ。

思い入れの分も含めて97点。
スクリーンの中にいたのはシルベスタ・スタローンではなく、間違いなくイタリアの種馬、ロッキー・バルボアでした。試合中に「ロッキー!」コールが聞こえてくると、観ているこっちも思わず声が出そうになった。試合後の花道で、観客に向かって手を挙げて応える彼を見ていて出てくる言葉は「ありがとう」以外になかった。

そんなわけで、ロッキー最後の雄志を是非いろんな人に見たもらいたいと思いました。


posted by ふぁじた at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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